コードストロークとカッティングでは、右手の弾き方はどう変わるのか?
【コードストロークとカッティングでは、右手の弾き方はどう変わるのか?】~動画解説~
どうも、大沼です。
この動画は、4年くらい前に、メルマガの読者さんからの質問に答える形で録ったものですね。
今回、こちらのブログに乗せ直すと言う事で、いくつか補足したい部分などを書いて行きたいと思います。
まず、コードストロークとカッティングの腕の振りに関してですが、僕の意識としては、根本的な動作はどちらをする場合でも変わっていません。
(※特殊なフレーズの場合を除く)
ただ、ストローク系(カッティングも含む)の動作は、主に腕の振り(と手先)のコントロールで、ピックの弦への当て方をコントロールしていくので、
・ストロークの場合は、肘が7~8割、手首が3~2割
・カッティングの場合は、肘が3~5割、手首が5~7割
くらいの主導感で手を動かしている感じです。
ストロークの時は、手首はリラックスしたまま、主に肘の動きで全体をコントロールする様なイメージ。
逆にカッティングの場合は、手首の動作にコントロールの主体を寄せるイメージです。
これは、「そういう風にする」と言うよりは、奏法と出すべきトーンの関係で、「自然にそうなっていく」と言う感じが強いです。
この辺りをベースに、ピックの持ち方や狙う(鳴らす)弦の数、テンポスピードや、腕の振りをどの位の範囲にするか等の要素と合わせて調整していきます。
途中で、高音弦側のみを鳴らす緩めのカッティングをしたり、ブルース系の大きめのストロークをしている箇所がありますが、それらとその他の基本の動作にも違いがある所を観察してみて下さい。
ちなみに、4:00前後からアタックの強さに関して話していますが、これは弦高によっても、上限が変わります。
弦高が高めの方が、弦とフレットとの距離が広がるので、アッパーのラインが少し上がりますね。
後、7:15くらいに「同じ腕の振りのまま、ピックの強さだけを変えて~」と言っていますが、これはピックの「ホールドの強さ」の事ですね。
ストロークの腕の振りは変えずに、ピックのホールドの強さだけを変えて、音量やトーンのコントロールをしています。
今見ると、ピックを持つ行為を正確に言葉にするならば、実は「ホールド(hold)」よりも「ピンチ(pinch=つまむ、指先などで挟んで持つ)」の方が良い様な気もしますが、この辺りは僕個人では判断できませんね。笑
最後に、動画では話していませんが、普段の練習では、
・一定のトーンやニュアンスを保ち続ける練習
と、
・状況に合わせて(ニュアンスやアクセント等を)自在に可変させる練習
の二つを考えてみましょう。
これらが、意図的にコントロール出来ない場合、一貫性のない演奏になってしまいますので。
基本的には、動画全体で、機材側のセッティングを変えていなくても、弾き方によって出てくる音が変わっている所を良く見てみて下さい。
では、今回は以上になります。
ありがとうございました。
大沼
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません