【ギタリスト1日10分トレーニング】vol.11『XM7コードの構造を確認してみる ~その1~』
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Vol.11 XM7コードの構造を確認してみる ~その1~
では、vol.11、始めていきましょう。
今回は、メジャーセブンスコード(XM7)の構造を、指板上で確認する為のフレーズを弾いて行きます。
XM7の構造はroot、M3rd、P5th、M7thなので、ルート(トニック)をC音に設定すると、CM7となり、構成音はC、E、G、Bになりますね。
代表的なコードの見方には、6弦ルートと5弦ルートがありますが、今回は6弦ルートの方を見ていきましょう。
CM7がダイアトニックコードに含まれるキーには、Cキー(もしくはAmキー)とGキー(もしくはEmキー)がありますが、ここではCキーのⅠM7と見て、Cメジャースケールを基準にします。
(※とは言え、XM7の構成音(root、M3rd、P5th、M7th)だけを見るならば、GキーのⅣM7と見ても、構成は変わらないのですが)
ポジション的にはここで、CM7の構成音である赤丸の付いた音を弾いていきます。
それでは、譜例は以下になります。いつもの様に、譜割りは便宜的なものです。
譜例1のアルペジオは定番中の定番で、そのままフレーズとして使う事も多いですね。
今回はC音ルートでやりましたが、他のXM7コードのアルペジオとしても使えるので、音の配置を手に馴染ませておきましょう。
その内、指板を見なくても弾ける様になりますので。
譜例2は、今回指定したポジション内で、XM7の構成音をダブル・ストップ(重音奏法)で弾いて行ったフレーズです。
譜面にしたフレーズでは2音を同時に慣らしていますが、単音でバラバラに弾いてみても良いでしょう。
この両譜例がスムーズに弾けるようになると、XM7系のアイディアをベースにしたフレーズが非常に作りやすくなります。
ちなみに余談ですが、重音奏法の内、2音を同時に鳴らす事をダブル・ストップ、3音を同時に鳴らすことをトリプル・ストップと呼び分けたりもします。
ですが、かと思ったら、2音でも3音でも、全部ひっくるめてダブル・ストップと呼んでいる事もあるので、その辺りは文脈で判断しましょう。
それでは、今回は以上になります。
ありがとうございました。
大沼
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