【ギタリスト1日10分トレーニング】vol.02『メジャースケールの1オクターブのブロック ~その2~』
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Vol.02 メジャースケールの1オクターブのブロック ~その2~
それでは、vol.02、始めていきましょう。
前回に引き続き、メジャースケールを1オクターブの範囲で弾いていくのですが、見るブロックを変えていきましょう。
今回の練習譜例では、トニックに小指を置いてスタートします。こちらの譜例も、各小節のフレーズを繋げて弾く必要はありません。
譜例
1小節目の4拍目の指使いは好きな方で構いませんが、後々の事を考えると、両方出来た方がいいですね。
(※人→人はスライドでも、パッと押さえ変えるのでも、どちらでもOKです)
2小節目のフレーズは、オクターブ下げると、解放弦を使った、おなじみの「ドレミファソラシド」です。
これも前回と同様、各パーツの視覚的な音の並びとインターバルを把握します。
トニック(P1st)の弦は1音しか弾かないのでそれでいいとして、低い弦から順に、
・2ー3ー4、(M2nd-M3rd-P4th)
・5ー6、(P5th-M6th)
・7ー8(1)、(M7th-P8th(tonic(P1st)、octave))
となっています。
ここでも、2~3弦間で1フレットずれる感覚を掴んでおきましょう。
これらのブロックは、ペンタトニックの代表的なポジションとも一致し、フィンガリング的にも、ギターではかなり演奏しやすい音の並びになっています。
(※どのペンタトニックのポジションと一致するのか?確かめてみて下さい)
さて、実は、今回と前回(vol.01)の譜例を合わせると、これだけで、指板上のメジャースケールポジションの9割くらいをカバーできてしまいます。
基本的にトニックからトニックへ進んでいるので、1オクターブ上がったら、またそこのトニックから次の(他の)ブロックに進めますよね。
この組み合わせで、指板上のほぼ全ての方向へ行けるので、各ブロックを繋げて、上がってみたり、下がってみたりを試してみて下さい。
例えば、6弦8フレットのC音からスタートして、その付近で見るならば、イメージとしてはこんな感じですね。
この様に、ブロックの移動を繰り返していくと、上下左右、大体の方向に進めます。
そしてそれが結果的に、メジャースケールの全ポジションと被っているので、効率よく覚えられる、と。
個人的な感覚としては、これらの1オクターブ・ブロックの練習をすると、アタマで覚えるのはもちろんの事、手が勝手に音の配置通りに動く様な実感があります。
「トニックを起点に、どう音が配置されているのか?」を手が覚えていて、手元(指板)を見なくてもスケールポジションが分かる感じですね。
こうなって来ると、他の事に意識を割けるので、プレイも安定してくるでしょう。
では、今回は以上になります。
ありがとうございました。
大沼
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