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【人生で一番最初に読む、ギターと音楽の教科書】vol.34『インターバルの位置と、コードの構成音の関係性』

※この講座(vol.34)のPDFファイル版です。プリントアウトするなどして活用してください。

↓↓

http://www.shunonuma.com/report2/vol.34int4.pdf

 

【vol.34】インターバルの位置と、コードの構成音の関係性

(【人生で一番最初に読むギターと音楽の教科書】
テキスト全編のダウンロードはこちらのページから可能です)

 

こんにちは、大沼です。

 

ここまでインターバルについて色々とやってきましたが、
とりあえず今回でひと段落です。

 

次回辺りから実際の曲を例に、フレーズやコード進行、
keyとの関係などを分析していきましょう。

 

何度も言っているような気がしますが、この『分析』が重要で、
これが出来ないと、たとえ楽曲をコピーしても、
そのネタを他で上手く活かせません。

 

これでは非常にもったいないので、インターバル関係は特に、
踏ん張ってマスターして欲しいな、と思っています。

 

では今回は、前回5、6弦のインターバルを確認したので、
残りの4、3、2、1弦についてですね。

 

この辺りを理解していると、「コード」と言うモノが、
どんな理屈でその形(コードフォーム)になっているのかがわかります。

 

僕自身、この辺りの謎が解けた時は、かなり面白くなって来て、
ずっーと色んなコードを押さえながらインターバルの確認をしていた記憶があります。

 

そういった、「謎が解けて行く感じ」を、あなたにも味わって欲しいと思います。

 

それでは、まずは基本となるポジションから見ていきましょう。

 

相も変わらず、基準にする音はC音で、スケールはメジャースケールです。

図1、Cメジャースケール上のインターバル

vol34-1

と、この図だけ出されても、ごちゃごちゃしていてわかりにくいですね。

 

なので最初に、重要なポジションであるこの2箇所を把握しましょう。

図2、Cメジャースケール上のインターバル、重要ポジション

vol34-2

この赤枠で囲った部分から覚えていきます。図では1~7の数字で統一してありますが、
オクターブ上の音はテンションとして数えてもOKです。

 

今はインターバルの把握をやっているわけですが、よく見てみると、
赤枠で囲ったポジションそのものは、5、6のルートから見た
メジャースケールのポジションですね。

 

これはvol.18で一度やっているので、形自体はすぐにわかるでしょう。

 

今回は、そのポジション中の、それぞれの音のインターバルも把握する、
と言うことです。

 

では、具体的な練習法なのですが、まずは普通に、
スケールを弾きながら口で番号(とアルファベット)を呼んで把握する方法
があります。

 

C音を弾いたら「tonic(もしくはroot、1stなど)」とインターバル的な呼び方を確認して、
同じように、残りの6音も全て“1音弾く→インターバルを呼ぶ”の繰り返しで最後まで行きます。

 

これが基本の練習法になりますね。

 

口に出せない様な場で練習しているのであれば、頭で考えているだけでも良いです。
(でも口で呼んだ方が早く覚えられるような気がします。)

 

そしてもう1つ、トレーニングと言うよりは、ちょっと実戦的なものになるんですが、
『コードフォームと同時に覚える(確認する)』と言うものがあります。

 

指板上のインターバルを把握する目的の1つに、
『コードの構成を理解する』ということが挙げられるのですが、
それはどういうことなのか?、ちょっとやってみましょう。

 

まず、適当にコードを決めて、先ほどの指板図に当ててみます。

 

今はルートがC音なので、Cルートのコードでやってみましょう。
とりあえず一番わかりやすい、普通の「C(メジャー)」のコードでいきます。

 

Cのコードは、メジャートライアドなので、
root(C)、M3rd(E)、P5th(G)の3音で構成されていますね。

 

それを踏まえた上で、先ほどの指板図に当てはめて見てみるとこんな感じ。

vol34-3

これは5&6弦ルートのバレーコードのフォームですね。

 

この場合、基本的には、赤枠の辺りが実際に押さえている(弦に触っている)部分、
青丸が鳴らしている音になります。

 

以前のテキストでもやったことですが、見ての通り、コードネームとしての「C」が表している
root(C)、M3rd(E)、P5th(G)の3音(メジャートライアド)しか鳴っていませんね。

 

正に、「文字通り(コードネームの通り)」なわけです。

 

この様に、コードネームの意味と、指板上のインターバルの位置がわかると、
他のどんなコードでも地力でコードフォームを作ることが出来る様になります。

 

他にもちょっと見てみましょうか。例えば「CM7」ならこうなりますね。

vol34-4

CM7は、Cルートのメジャートライアド、root(C)、M3rd(E)、P5th(G)に、
M7thのB音を加えたものなので、上のコードフォーム内の構成音もそうなっていますね。

 

CM7は6弦ルートならこんなフォームもあります。

vol34-5

このM7thのコードフォームは、エレキギターでは良く使うので
これを機に覚えてしまいましょう。

 

ちなみに、6弦を人指し指、4弦を薬指、3弦を小指、2弦を中指で押さえます。
(※1、5弦はミュート)

 

この様な感じで、図2で覚えた2つのポジションをベースに、色々なコードを押さえてみて、
構成音のインターバルを確認していきます。

 

最初はこのテキストを印刷したり、ノートに書き写したりして、
それを見ながらやっていくとわかりやすいでしょう。

 

今はメジャースケールのインターバルだけを見ていますが、
後々は♭7th(m7th)などの、他の音の位置もそれぞれ把握します。

 

一例を挙げるなら、例えば「C7」と言うコードならば、root(C)、M3rd(E)、P5th(G)の
メジャートライアドに、♭7th(m7th)のB♭音を加えたものですね。

 

なのでこんな感じになります。

vol34-6

今使っている図には、♭7thの音とインターバルが記入されていませんが、
M7thの半音下の音は♭7th(m7th)ですね。

 

他にも、例えばめんどくさい名前のコード、「C7(#9)」や「C7(♭13)」だと
こんな感じになったりします。

※左の5弦ルートのフォームが「C7(#9)」、右の6弦ルートのフォームが「C7(♭13)」です。

vol34-7

ギターの構造上、P5thを省略したフォームになっていますが、
どちらもコードネームの通りの構成になっていますね。
(※M2th=9thなので、その半音上は♯9th、M6th=13thなので、その半音下は♭13th)

 

もっと理解が深まれば、こんなフォームも導き出せます。

※C6(少し高度な押さえ方)

vol34-8

6弦を小指、4弦を薬指、人差し指は4、3、2弦をセーハします。

 

ここから派生するネタとしては、このフォームのまま薬指で4、3弦の7フレットを
押さえたり離したり、もしくはハンマリング&プリングして、オレンジの丸の音を
フィルイン的に動かしたりも出来ます。

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1、5弦はミュートで、主にアルペジオなどで使うフォームですね。

 

もう1つ例を出しましょう。

※C7(9,13)

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これは中々の上級フォームです。

 

押さえ方は、6弦薬指、4弦小指、3弦中指、1、2弦を人差し指でセーハになります。
(※5弦はミュート)

 

ある程度手が大きい人は、ロックフォーム(シェイクハンドグリップ)でも
押さえられると思いますが、クラシックフォームでも、どちらでも構いません。

 

この様な、ややこしいフォームをパッと押さえられると、ギターが上手そうに見えますので、
マスターしておくと良いことがあるかもしれません。

 

さて、ちょっと話が飛んだ感じもしますが、今回の内容をまとめましょう。

 

まず、本題としては、図2で挙げた2つのポジションのインターバルを把握すること。
(※ついでにその周辺もわかっていればベスト)

 

練習法としては、通常のスケール練習の中で、インターバルを把握する方法が1つ目。

 

2つ目が、コードフォームと照らし合わせて、コードネームと構成音のインターバルを
一致させるというもの。

 

基本的なトレーニングとしては、これらを繰り返していく事によって、
インターバルの位置関係が段々と身体に染み付いていきます。

 

この練習を続けていると(≒インターバルのことをいつも考えていると)、
状況に応じたコードフォームの選択が上手くなったり、リードプレイ時などに、
今弾いている音が、コードに対して何度なのかがすぐにわかるようになったりします。

 

こう言ったインターバルの理解が多くのプレイの基本になってくるので、
日々の練習に取り入れて、キチンとマスターしておきましょう。

 

では、今回は以上になります。

ありがとうございました。

大沼

 

 

 

※Top image by Billy Frank Alexander →facebook

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