Now Reading
【人生で一番最初に読む、ギターと音楽の教科書】vol.09『3つの音だけで出来たコード』

※この講座(vol.9)のPDFファイル版です。プリントアウトするなどして活用してください。

↓↓

http://www.shunonuma.com/report2/vol.9tri1.pdf

 

Vol.9 3つの音だけで出来たコード

(【人生で一番最初に読むギターと音楽の教科書】
テキスト全編のダウンロードはこちらのページから可能です)

 

どうも、大沼です。

 

今回は、『トライアド』と言うコード(の概念)について学んでいきましょう。

 

これまでのテキストでは、2種類の3rd(M3rdとm3rd)と、
P5thの位置を把握する練習をしてきましたね。

 

その2音にroot音を足すと、3種類の音を指板上で把握できていることになります。

 

この、「root」、「3rd(M、m)」、「P5th」の3つの音。

この3つの音だけで構成されているコードがあります。

 

そのコードの名前を『トライアド(triad)』。

日本語ではそのまんま『3和音』と訳されています。

 

この『トライアド』なんですが、全てのコードの基本となる重要な概念なので、
今回から数回に分けてやっていきたいと思います。

 

トライアドのコード・ヴォイシングと構造の概念は、ギターリフなどにほぼそのまま使われていたり、
アドリブ手法の基礎から発展形まで、要するに、シンプルなものから高度なものまで、
幅広く使うロジックなので、ここで確実にマスターしておきましょう。

 

世間一般では、理論的なことにはあまり馴染みがなさそうなイメージの、
ジミヘンやヴァン・へイレンなどの曲にも、この、トライアドのプレイが当たり前に出てきます。

 

まあ、あの人達は破天荒なように見えて、
音楽的な素養もキチンと持っている賢い人達なのですが・・・。

 

と、それくらい、ギター演奏の基本、というか音楽の基本です。

 

ジミやヴァンへイレンの他にも、世を見渡して見ると、良い題材が山ほど転がっています。

 

そういったものを参考にした実戦譜例も、今後のテキストでやっていくので
楽しみにしていてください。

 

では、本題に入っていきましょう。

 

まず先ほどもお話ししましたが、『トライアド』という言葉の意味は『3和音』でしたね。

 

「トライ(tri)」(もしくはtri=トリ)は、元々がギリシャ数字の「3」の事です。

 

同じように、今までやっていた、ペンタトニックの「ペンタ」は、
ギリシャ数字の「5」でした。

 

音楽で使う用語には、ギリシャ数字やローマ数字が良く出てきます。

 

まあ、その辺は、そういうもんなんだ、と思っていてくださいね。

 

では、『トライアド』=『3和音』と言うことで、
その和音の元になっている3つの音はなんなのか?と言う事なんですが、
それが、最近やっていた、root、3rd、5thの3つの音になります。

 

この3つの音を積み重ねて鳴らすことで、和音(=コード)が出来上がる、
と、いうことです。

 

前にも少し話しましたが、コードの“積み重ねる”のイメージは、
五線譜を見るとイメージしやすいですね。

vol9-1

で、今回から、そのトライアドの指板上のフォームと構成を覚えていく、と。

 

実は基本のトライアドには4種類あるのですが、今はその中から2つ、
メジャートライアドとマイナートライアドについて学んでいきます。

 

残りの二つは、しばらくは使わないと思うので、後回しにします。

 

さて、これからやっていくメジャートライアドとマイナートライアドですが、
勘の良いあなたなら、この2つは何処が違うのか?
もう気付いているかもしれませんね。

そうです。

メジャーとマイナーを分ける音、3rdが違います。

 

もう単純な話で、前回の譜例でやったように、rootを固定したら(Cに固定してやりましたね)、
P5thはメジャーでもマイナーでも、どちらも同じ場所にありました。

 

違うのは3rdの位置だけです。

 

そのトライアドの3rdがM3rdなら、メジャートライアドですし、
そのトライアドの3rdがm3rdならマイナートライアドです。

 

と言うことで、練習譜例にいきましょう。

 

今回も分かりやすくルートはC音に固定して練習します。

譜例1、Cメジャートライアド基本形『root(C)、M3rd(E)、P5th (G)、(ドミソ)』

vol9-2

上記全てのポジションで、低い音のほうからC、E、Gの順番で音が積み重なっています。

 

構成は、見ての通り、root(C)、M3rd(E)、P5th(G)の3音ですね。

 

この音の構成がメジャートライアドの構成になります。
(今回はrootがCなのでCメジャートライアド)

 

コードを「パーン」と鳴らしてから、CEG(ドミソ)のメジャートライアドの響きの感じを、
しっかりと耳に残すつもりで聴いてください。

 

2小節目の5弦ルートと、4小節目の3弦ルートはオクターブ違いの場所も弾いておきましょう。

 

指板上でのコードフォームはこの様になっています。

 

黄色の枠で囲った、普段良く弾くC(メジャー)コードとの関係性も見ておきましょう。

図1、Cメジャートライアド基本形『root(C)、M3rd(E)、P5th (G)、(ドミソ)』

vol9-3

音の並びが、低い方からドミソになっているトライアドのフォーム(形)がこれである、
と言うことを覚えておいてください。

 

この各音の並び順が大事で、ただフォーム(形)だけで覚えていると、今後、このトライアドを
実際に使う時に苦労することになります

 

なので、どの音がどの順番で並んでいるのかを、しっかりと把握しておきましょう。

 

では、次に同じようにマイナートライアドを弾いてみます。

譜例2、Cマイナートライアド基本形『root(C)、m3rd(E♭)、P5th(G)、(ドミ♭ソ)』

vol9-4

こちらも全てのポジションで、低い音のほうからC、E♭、Gの順番で積み重なっています。

 

構成は、root(C)、m3rd(E♭)、P5th(G)の3音です。

この音の構成がマイナートライアドの構成になります。
(今回はrootがCなのでCマイナートライアド)

 

3rdが違うだけで、コードの響きがマイナーの感じ(暗い感じ)になる事に注目してください。

 

こちらもコードを鳴らしたら、耳に残すようによく聴きます。

 

指板図は以下です。

図2、Cマイナートライアド基本形『root(C)、m3rd(E♭)、P5th(G)、(ドミ♭ソ)』
(※指板図を作成したソフトの都合で、画像ではm3rdがD#になっていますが、正しくはE♭になります)

vol9-5

 

こちらも黄色の枠で囲った、代表的なCマイナーコードとの関係性を把握しておきます。

 

今回のメジャー、マイナートライアドの両譜例は、
前回、前々回に行った、3rd、P5th把握の譜例とも対応しています。

 

先にもお話しましたが、フォームを覚えるだけでなく、自分が押さえている場所の、
どこが何の音になっているかを理解していることが重要です。

 

そこが、この先学んでいく様々な演奏ロジックの基本になりますので。
では、今回は以上になります。

 

今後は引き続きトライアドのフォームを学びながら、
実際の曲でどのように使われているのかも見ていきましょう。

 

ありがとうございました。

大沼

 

 

※Top image by ‘Billy Frank Alexander’ →facebook

Comments
Leave a response

Leave a Response