【ギタリスト超初心者講座~第6回~】左手の指をちゃんと動くようにするには?
※この記事は、
『完全初心者から、ギター演奏に必須のテクニックをスムーズに鍛えていく』
をテーマに、数年前に作った【ギター超初心者講座】のまとめです。
講座のPDFテキストは、以下のリンクからダウンロードして下さい。
http://www.shunonuma.com/report/syo6.pdf
では第6回、やっていきましょう。
まずは、定番のクロマチックスケールのトレーニングからですね。
教本などでよく見るのが、1~4フレットを使った、こういったパターン。
無理なく弾けるのならここでも良いんですが、本当にギターを始めたばかりの初心者の人には、1~4フレット間ではフレットの間隔が広すぎて、左手の指を開くのがキツイかもしれません。
なので一番最初にお勧めするのは、スタートする場所を、5~9フレットの辺りにして、クロマチックの練習を始めることです。
そして、6弦から1弦まで全ての弦を使わずに、1本の弦だけで練習をしてもいいでしょう。
例えば、5フレットスタートで(5~8フレットを使って)1弦だけで練習する場合はこうなりますね。
右手のピッキングは全てダウンでも良いですし、慣れてきたら、オルタネイトピッキング(ダウン、アップを繰り返すピッキング)でもやってみましょう。
いつもの事ですが、一番最初の、まだ動作に慣れていない時点では、メトロノームに合わせなくてもOKです。
ですが、ある程度安定してフレーズを弾けるようになったら、必ずメトロノームを使ってください。
一本弦での練習に慣れてきたら、複数の弦を使って、弦の移動も含めたトレーニングに入りましょう。
※弦移動を含む譜例(5フレットスタート)
動画のほうでも少し言っていますが、練習の概要を理解したら、自分で練習の仕方を工夫してみる、というのが大事です。
例えば今回のクロマチックスケールならば、一番最初に載せた、1~4フレット辺りを使った譜例がありますね?
それをやってみて、「左手を開くのがキツいな」と感じたら、上に載せた、もう少し上のポジションで弾いてみる、というように、自分に無理なく出来る範囲まで、練習を細分化してみましょう。
そういった「自分なりの工夫」が、あなたの上達を加速させます。
もし、「新しい練習の仕方を思いついたけど、これで良いのか自分では判断できない」というならば、僕にメールしてください。
喜んでお答えしますので。
では今回は、練習がシンプルなので、テキストは以上になります。
ここに載せた譜面のポジション以外にも、指板上の色々なポジションで弾いてみてくださいね。
このての基礎トレーニングは色々な種類がありますが、まずはこの通常パターンの練習を、丁寧に続けてください。
これだけでも十分効果が出ますので。
練習の始めに、スポーツで言うランニングのような、ウォームアップのつもりでやってくださいね。
ありがとうございました。
大沼